□□□ メカニカルスポーツEXシステム 切った貼った削ったの主に溶接作業です □□□ 






黒で書かれた部分は既存(純正)のエキゾーストラインです

エンジンよりバラバラに排出された排気ガスや音は一旦マニホールドで集合し一体化します

その後一本のパイプでマフラーを経由したのちに大気へ放出されています

今回(予定)はカラーで書かれた部分を追加したいと思います

ご覧のように集合部以降に分岐を設け排圧の一部を大気へ放出させると言うものです

一般に言うマ二割ではありません。マ二割がなんだかわからない方は気にしないでスルーしてください

で、気が付いた方もいらっしゃると思いますがこのバイパス側はマフラーをパスしているので直管に近いものがあり

いくら分岐圧と言えども公道走行や現場での作業に支障が出てしまいます

そこで必要に応じてバルブでコントロールしようと言う作戦です  

施工前の状態がこれ

左の写真の部分がそのとなりの画像で言うAの部分です

A EXパイプ この曲りのところから分岐させBをパスしてCで合流させるわけですね う~んわかるかな

B : マフラー

C : エンドパイプ

D EGR(排ガス対策システム) これは吸気側に排ガスをチコっと混ぜて燃焼温度を下げるアレね

E : コントロールユニット

となります

現車より寸法出しして

サクサクっとこんな感じ

一番左の画像が純正のEXパイプです

ボブキャットさんより取り寄せました

さて今回の肝となる可変バルブ(バキューム可動式)がこれです

ディーゼルエンジンなので変更前提でこれを選びました

何で変更かって?  ディーゼルエンジンから負圧をとる事は困難だからですね

わからない方は遠慮はいりませんスルーして下さい

で、これを電気モーターによるワイヤー駆動式に加工して行きます

これによりバタフライの微妙な開度調節が出来るようになる予定です

不要の負圧アクチュエーターは取り外してサヨナラしておきましょう

市販されていない部品が多い、と言うかほとんどなので

必要な部品は細かな物までコツコツと手づくりします

設計、寸法出し、材料探し、溶接、切断、穴あけ、研磨・・・・ そして改良

この作業を何度も何度も繰り返します

すんなり完成する事などほとんどありません

工作をしていて一番と言ってもいいくらい楽しいところです 

ワイヤーのひっかけも旋盤で作ります

真鍮の幅5㎜ 長さ10㎜ほどのこの小さな部品一個

作っては失敗 作っては失敗の総作製数7個半でなんと二日もかかりました

先ほども書いたように確かに楽しい工程ではありますが

あまりにも想うように行かなかったので少々辛かったと言うのが正直かな

この部分 ほんと色々ありましたが

バルブ関連は微加工を除きこんなもんでほぼ完成

楽しい時間はあっという間で気が付けばなんやかんや2週間が過ぎていました

幸いな事にエンジンルームはギチギチではなく

スペースはそこそこありますが取り回しに悩むところです

しかし EGR邪魔です これを回避し雨水対策も兼ねてチャンバー(写真中央)を作ってみました

さぁ~ どんどん行きますよ

仮付けしてみました(写真右側)

今回使用したパイプはEXに一般的な外径φ50.8 T/1.6です

ここにはまだ写っていませんが後に出てくる各フランジ類も一般的なφ50用で差し込み51~52㎜となります

矢印のところにバルブを取り付ける事にします

のところは脱着を可能にする為はめ込み式に加工します

えーと話が前後しますが コレ、ヤマハTZR250に使われているYPVS

可変バルブの駆動用に使うアレです

1989年の3MAで大変古いものですが・・・・ まぁ~問題なくいけるでしょう たぶん。

えっ? どこでゲットしたかって?   ちッ ホントめんどくさいねぇ ヤフオクですがそれが何か!! 

さて コネクターに4本 別に1本、合計5本の配線があり どこに何ボルト必要なのかわかりません

で、開けてみました  モーターは12Vの直流で、検知用に可変ボリュームが使われてました

可変ボリュームは5V前後のようで、本来コントロールユニットとつながる訳ですね

ま~ 今のところモーターとギヤボックスしか使わないし配線確認だけ出来たのでOK

完成後は運転室よりスイッチによりコントロールできるようにします

可変バルブの開け閉めはモーターの正転逆転で対応しますので

配線はこんな感じになります

電源の切り替えに2回路2接点のトグルスイッチと通電用にプッシュ式のスイッチを用意いました

可変バルブもセットしてみました

各部位ごとに取り外せるようにフランジを設けます

(写真右側) この段階では手動式ですがエンジンに組んだ状態です

防音スポンジがパイプと近いので後で取り外します

 

Aがサーボモーター  Bが可変バルブで、ワイヤーで繋がれています     

サーボは樹脂製なので熱対策としてなるべくEXパイプから離しておきます

バルブ以外はスチールなので錆止めに耐熱スプレーしておき 後日さらに耐熱テープで熱対策の予定

 

トグルスイッチで開閉を選択しプッシユスイッチで実行します (写真右側)

開閉可動時間は1~2秒ほどです

 

んで 音はと言うと      クぅオオオぉぉぉぉ~   って感じ?  

爆音ではありませんが静かではありませんし、それほど下品ではありませんが冗談にも上品とは言えませんね





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