七里沢隧道・一般県道107赤井畑国見線

第一話

08.09.14     ■ 地図

 

 

今回 宮城県南部にある「七里沢隧道」の調査であると共に極悪険道への挑戦ともなった

この物件は現在でも肩書きは一般県道107号線ではあるが道は荒れ荒れで徒歩ですらまともには歩けない

そしてこの道を構成するうえで重要建造物でもある隧道の状態は非常に悪く現状は「廃隧道」の一言につきる

侵入前に現地村人と接触した際にこの道について尋ねてみたところ

『山仕事でも最近は近よってないし、どんな状態だかな~ 兄さんたぶんバイクでは通り抜けらんねぇ~よ』 との事だ

しかし地図上にも宮城県道・福島県道107号赤井畑国見線は、シッカリと確認でき

宮城県白石市と福島県伊達郡国見町を結ぶ宮城県及び福島県の一般県道である事は紛れもない事実である

 

 

集落からはショボイながらとりあえず舗装路である 

なんのへんてつもないよくある田舎道のようにしか見えないがここは歴とした一般県道である

少々 「通行止め」 看板の存在が気になるが とりあえず前進してみる

 


 

 

進入から間もなく道はダートとなり、またまた看板が立てられている

 


 

 

よくある完全1車線規格の林道的な風景がつづく

 


 

 

しばらく行くと道は二手に分かれ一方はダートながらも普通車でも走行可能な道であり

もう一方は奥を覗きこんでみるとガードレールにより封印されており、誰がどう見ても明らかに怪しい と言うかなんと言うか

どちらに行こうかなんて考えるまでもない  もちろん怪しいほうさ

 


 

でもな~  んん~ どうしよう・・・・  

凄い藪だな~  なんか嫌だな~・・・

 

とりあえず行ってみるか

 


 

 

藪をかき分け少し行くと、そこは軟弱地盤ながら「道かな?」と言う程度の獣道に出る

よく観察していないとたちまちコースアウトしてしまうほどのショボ道である

写真でもお解り頂けると思うが一見直進が正道のようだが実は左が正解なのだ

このような場所では慎重に慎重を重ねなければならない  コースアウトは谷への転落など非常に危険である

 


 

 

ほらほら出たよ出たよ

ヌルヌルの獣道はバイク1台分程度の幅しかなくかなり傾斜していて左側は深い谷で落ちれば復帰は困難である

 


 

 

命がけで先ほどの難所をクリアーすると幅員は0.8車線程度に広くなりマディーではあるが道として十分である

 


 

 

倒木やら落石なんかの登場で体力はどんどん消耗してゆく

この先も猛道はつづいた

 


 

 

本当に県道か?

と   顔を上げたその先に 。。

 


 

 

居た

 

・ ・ ・  。

 

第二話

 

 

 
 
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