万世大路(ばんせいたいろ) 第一話

07.05.27     ■ 地図

 

 

 

福島県 国道13号線

写真に写っているのは現役の国道13号線と東栗子トンネル(延長2376m)

今回はここ 『万世大路』(旧国道13号線 明治13年)の探索です。かるい気持ちで始めた『万世大路』探索だが・・・

山形と首都圏を結ぶ明治の一大道路整備事業 

工事は 度重なる崩落と立ちはだかる固い岩盤に困難を極め、多くの犠牲者と多額のお金を必要とした 

明治14年 天皇による東北巡幸の際に、『万世大路』と名づけられた

開通当時の交通量は、通行人は1日あたり110人余り、馬車40台と記録されており、宿場や運送会社も栄えたようです

その後時代と共に交通量も増え 自動車の登場によって見直しが求められ

昭和8年~11年にかけて隧道、橋を初めとした各所が改良工事された

しかしながら、急勾配の多さや雪による冬期間の閉鎖などで、物流の急激な進歩に次第に対応できなくなり

昭和41年、現在の一般国道13号栗子峠の完成に伴い、長期に渡り活躍した「万世大路」はその役割を終た

さて 東栗子トンネルのすぐ脇からお邪魔させてもらう事にします

 


 

 

道の案内板なども一切無い

得に規制はない  車止めもなく 四輪での進入も可能

始めから登りダートで勾配も少々キツメです

この道は万世大路へのアプローチ道らしい

 


 

 

荒れた道をドンドン登って行きます

 


 

 

そして万世大路へと流れ込み  緑の中 高度を上げて行く

 


 

 

階段の上に見えるのは石碑である

 


 

石碑には 『鳳駕駐蹕之蹟』 と 。

後日検索をかけて見た所 どうやら 「明治天皇がここで御休憩された」 と言う事らしい

 


 

 

そして先ほどの石碑のすぐ先に・・・

 

第二話へ

 

 
 
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