須花トンネ

07.09.09     ■ 地図

 

 

明治、大正、昭和の各時代に造られた隧道が、素掘り、煉瓦、コンクリートと三本並んでいると言う大変珍しい物件です

現役の、昭和トンネルは昭和55年竣工、コンクリート造りで、全長157.5m、幅員7.0m

向かって右側が、大正トンネル 大正6年竣工、石積みポータル坑内オール煉瓦巻き、全長82m、幅員3.6m

左側が、明治トンネル 明治22年竣工、素彫り、全長117m、幅約3.6m

各時代の隧道が三本並んで現存していると言う事で、十分 貴重な遺産と言えるだろう

 

 

県道208号線を田沼町から足利市へと向って走ると、自然とココ(須花トンネル)にたどり着く

正面のコンクリトンネルが現役のもので、左側が明治時代の隧道、そして右側を進むと大正隧道がある

 


 

 

 

まずは現役の昭和トンネル

昭和55年竣工、全長157.5m、幅員7.0m

コンクリート製で、照明設備も完備されていて、交通量もパラパラある

走行にはまったく問題のない現代トンネルだ

 


 

 

 

さて今度は明治隧道を覗いてみましょう

案内板もシッカリあり、いつもの様に探し回る事はない

現在、田沼町史跡名勝天然記念物に指定されており、車両での進入は出来ません

二輪なら脇から入れますが、史跡記念物に指定されていて

ちゃ~~んと保護されているので、車両では常識的に入らない方が良いでしょう

 


 

 

もちろん徒歩! そう 徒歩で行きます

幅員3mほどの舗装された細道で向って左端にはお洒落(?)な側溝があり絶え間なく湧き水が流れています

そして 少し行くと、入り口にあった案内板どおり、それは現れた

 


 

 

これより先は徒歩でも侵入禁止です

そしてすぐ先には隧道が見えます 近くで覗き込んでみると・・・

なっ なんと素彫りです!!

も~~ これ以上 我慢できね~~~・・・  ゴメンよ~~

 


 

 

 

ス スミマセン    気が付くと、坑内に ・・・

明治22年竣工、全長117m、幅約3.6mの素掘隧道

入り口付近には崩落跡が見られますが 内部はシッカリとしており 不安はミジンも感じない

行かれる方、懐中電灯必要ですよ~

 


 

 

さ~て 最後は大正トンネルへ向います

車止めがありますが二輪は侵入可能

バリの向こうはシッカリとした舗装路で二車線規格

 


 

 

侵入後、すぐに現れた

やっぱりか!あ~ 残念!!  事前調査でフェンスで封印されているとは聞いていたけど・・・

右側に見える階段は、三つの隧道が出来る以前の峠越えルートと聞いている

 


 

 

「大正トンネル」

大正6年竣工、全長82m、アーチ高3.4m、幅約3.6m

坑門(ポータル部)は石積み   フェンスが痛々しい

 


 

 

見てください! 内部は煉瓦ですよ

ビッシリと積み上げられています  も~ タマリマセン

 


 

 

ホント素晴しい

 

鳥肌モノです !!

 

 

 
 
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