卒塔婆隧道 県道36号線

09.10.11     ■ 地図

 

 

 

 

 

現役本線(県道36号線)より古びた橋を渡り旧道へと流れ込む

しかしこの橋はかなりヤレていてる  入り口からすでに怪しいと言った感じだろうか

 


 

 

 

フラットな路面は落石の登場と同時に早々荒れたダートへとかわって行く

 


 

 

 

すると突然ポーンと明るくひらけた空間に放り投げだされる

そしてその先に当たり前のように姿を現す

 


 

 

アプローチ道はかなり荒れていて廃道化しているが隧道付近にとくに規制もなく

ある程度管理されたまずまず状態

今までの荒れた様子からは信じられないほどサッパリとした印象で

路面はダートではあるがフラットで走行にあたってなんの心配も要らない

そして明らかに最近付けられたであろう車両の跡がある

 


 

 

竣工年 1930(昭和5年)

延長 89m  幅員 3.7m  高さ 3.5m

 

綺麗でシッカリとしていて現役隧道と言ってもおかしくないくらい保存状態は良い

さて 進入してみよう

 


 

 

年代的にも旧隧道特有の乗用車同士の離合が困難な中途半端な幅員

坑内はダートだが荒れも無い

一見何のへんてつもないコンクリトンネルのようだが奥をよくみると側壁の様子がなんだかおかしい

 


 

 

やはり

入り口より少し踏み入るとそこにはゴツゴツとした空間が待っていた

とくに崩落も無くパット見よりもかなり安定しているようで湧き水もほとんど無くカラッとして

得体の知れない虫さん達はいない

 


 

 

何の処理もしておらず甘えなどない掘ったままの純粋な素彫り

お見事である

 


 

 

上富田町側の石積みポータルも綺麗な状態に保たれていた

これより先のアクセス道は激しく荒れがあるので四輪の方は注意が必要

 

 

 
 
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