椎谷隧道 2011.05.01 ■ 地図 N:32.41.21 E:131.19.21 |
県道237号線を進んで行くとゲーとが現れ そしてすぐその脇には数枚の案内版が設置されている そのうちの一枚は酷く汚れ傾いていた で そこには 『この先のトンネルが 危険な状態にあります。絶対に近寄らないで下さい。ご面倒でも迂回のご協力をお願いします。』 と書いてある これは他の看板よりも前に設置されていたような感じだ
で 少し行くと トンネルが現れる ん? これは・・・・・ 噂の・・・ 隧道? 吹き付けが施され崩落どころか内壁も安定している様子で逆に安心感すらある それに位置も少しズレていて 穴自体も地図上から算出した長さよりも極端に短い 『違う』 と判断した瞬間 シフトを入れスロットルを開け前進した
その先も何処にでもある地方県道が続いていて 数分に一台ぺースで行ったり来たり車の往来がある って事は隧道は現役なんだな と。
二つ目のゲート 今度は閉まっている 道中往来していた車は このすぐ脇にある清掃工場までだったらしい とりあえず位置確認をしていると 怪しい人物に見えたのか清掃工場の職員さんらしき人から 『何処から来たんですか?』 と声をかけられ 私 『千葉からです 三度のメシよりトンネル訪問が好きで各地を訪ね歩いているんです』 と。 職員さん 『そうですか千葉県からですか・・・ 今は・・・ この先は崩落により通行は出来ないんですよ~』 私 『この先にトンネルがあると思うのですが・・・』 職員さん 『それも安全の為・・・』 私 『存在だけでも確認したいのですが・・・ 徒歩で・・・ お願いします・・・』 職員さん 『そのすぐ先にあるので気を付けてくださいね』 私 『すみません ありがとう御座います・・・』
カメラ片手に歩き始める
廃道
草木に覆われ アスファルトもほとんど見えていない そう もう誰からもあてにされてはいないのだ
ポータルの一部が見えてきた
そうか・・・ 完全封鎖されてしまったのか・・・ 間に合わなかった
椎谷隧道
竣工年 1956年 (S31) 延長 367m 幅員 5.5m
コンクリ-ト封鎖
永眠
完全封鎖された今では もう何も注意するものはない 複雑な想いをそままに廃道を背にした
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