大正浦隧道

10.07.18     ■ 地図

 

 

 

日本海を左手に国道345号線を北上して行くとそれは現れた

不自然な形で岩に突き刺さる落石防護は強烈なインパクトで

多くのチン物件を見てきた私ですらドキュンとしたほどだ

 


 

 

現道はと言うと完全に海へと突き出している

 


 

 

 

大正浦隧道  旧国道345号

 

1966年(S41)竣工 全長34m 幅4.7m 高さ4m

 

現道の完成と共に 平成元年 廃止となった

この姿は昭和41年に竣工されたものだが調査資料の中には穴自体は明治以前の1858年(安政5年)竣工との話もある

 


 

 

 

極太の柱は度重なる地震の影響なのか 何か強い力が加えられて崩壊寸前である

決して規模的には大きな穴ではないが  この柱は大迫力だ

大きな声やクシャミをしただけでドカーンと天井が落ちてきそうで恐怖を感じる

 


 

 

二重のバリケードで侵入を制止している

ズームアップで奥を覗きこむと穴は吹き付け処理のみでゴツゴツとしており

少し向こうには出口の明かりが見える

 


 

 

こちら 反対側も同じような感じだ

路面にはセンターラインがうっすらと残っており 穴の前後の道路は四輪同士の離合が可能だったようだ

しかし口径は微妙に狭く完全なる二車線であったのかは疑問が残る

聞えてくる波の音は大きく体を揺さぶる

廃止となった今では恐らく我々のようなマニア以外の訪問者は皆無であろう

 

 

 
 
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