旧三津坂隧道 (三津坂隧道)

07.12.30     ■ 地図

 

 

 

 

正面の隧道は現役の物で、交通量もそこそこありここが主要県道(144号線)である事がわかる

しかし現役主要道とは言え 昭和36年竣工で決して新しいものではなくそれなりの風格をもっている

規格的にも現代物よりもワンサイズ小さいようで右側の写真を見て頂いても分かる様に 幅員も中途半端に狭く

センターラインも引かれていない つまり「状況に応じて適当に自分で判断しろ」と言う事だ

乗用車同士なら狭いながらスライド可能だが トラック同士では困難を極める事となるだろう

さて

旧三津坂隧道はと言うと 右脇のショボ道を行く

 


 

 

ショボイ  何しろショボイ道を行く

すると・・・

 


 

 

石碑を発見! よく見ると石積みの階段がある

未調査で断言できないが  もしかしたら旧三津坂隧道の前の(明治29年以前)のルート

つまり隧道がなかった時代に峠越えに使っていた物ではないかと推測できる

 


 

 

先ほどの階段の先を少し行くと左手に いかにも怪しいヌタ道が現れる

とても普通四輪の入って行ける所ではない

長靴あった方が良いですよ~

 


 

 

そして彼は現れた

 


 

 

 

明治29年竣工    石積ポータル   内壁石巻き素彫り(半々)   全長170m 巾3.6m

 

この石積ポータルはシッカリとしていて、損傷箇所もなく

100年以上たった今でも現役隧道と引けをとらないべストコンディションだ

昭和36年に現三津坂隧道が出来るまで村人の生活路として親しまれた

なにやら竹で制限バー(普通は進入禁止ととるべきだ)がありました

ヨシ 早速クリアできるか挑戦だ!

 


 

 

カコ~~ン

 

と言う制限バーとヘルメットとの接触音と共に無事クリア!  暗闇をドンドンいきますよ~

 


 

 

 

進入後間もなく

 

すっすっ素彫りっす!!

 

シッカリとした外見とは違い、内部は崩落 沼地帯ありでかなり荒れている

途中から石巻となる

 


 

 

 

反対側もこんな感じ

路面マディー

左写真 中央のタイヤ跡を御覧下さい

この足跡は私が付けた物ですが

もう ヌタヌタで路面状態は良くない事がおわかり頂けるだろうか

とにかくマディーですので長靴持参して下さい

ズブズブです   転倒に注意

 


 

 

旧三津坂隧道

 

伊豆半島でも最古級の物件であり 国の重要文化財に指定されています

 

 

 

 

 
 
TOP     BACK