伊世賀美隧道 (旧伊勢神トンネル)

08.06.07     ■ 地図

 

 

旧国道153号線(姫街道)は尾張と飯田とを結ぶ主要道であり

伊勢美峠はその中でも難所中の難所であった

伊勢美隧道は 伊世(この世は) 、賀(よろこぶべし)、美(うつくしい)と言う意味でこの隧道の期待度がうかがえる

日本に現存する石造隧道で総石積みの物は この伊勢美隧道と静岡県の天城隧道の二つである

国の登録有形文化財に指定されている

当初の設計では煉瓦隧道の予定だったが、湧き水と軟弱地盤の為に石作りになったと言う

さらにアーチ部は当初一重であったが 後から二重に補強された為、幅員が一定ではない

 


 

 

国道153号線 伊勢神トンネル

交通量は非常に多く主要道である事が嫌でも分かる

伊勢神トンネル 1959年(昭和35年) 竣工  延長1240m

この現役トンネル自体も竣工から約半世紀が経ち 決して新しくはない

地図上ではここにも旧隧道の存在が確認できる

 


 

 

旧道も閉鎖されず悪魔でも現役だ

 


 

 

アスファルトの緩やかな上り坂を行く


 

 

いくつかのゆるいコーナーをクリアして行くと静かに老いた姿をあらわした


 

 

 

旧伊勢神トンネル 見事な石積みである。 正式名称は旧伊世賀美隧道である

1896年(明治29年)竣工

延長308m   高さ2.2m 総石積

アスファルトはトンネル入り口直前で終わり、内部はダートだ

 


 

 

 

照明の物らしき電気配管はあるが、現在 通電されていません

天井は低くトラックなどの通行は難しい

電気ボックス(左写)もこの様にヒットされている

後付けされた照明器具(右写)だと思われます。 古い物で、配線も切れている

 


 

 

直線的で反対側出口が見えるが

内部は狭く真っ暗だ

さて  そろそろ入ってみましょう

 


 

 

アスファルトはトンネル入り口直前で終わり、内部はダートだ

 


 

 

感度を上げて撮影

 


 

 

 

途中に後補強により二重構造の部分があり この様な段差がある

しかし  落書き・・・  なぜこのような事を

 


 

 

反対側

こちらもやはり重圧な石積みである

 


 

 

 

そして隧道を通り抜け緩やかでフラットなアスファルト路を下る

 

 

 

 
 
TOP     BACK