中山隧道 06.10.09 ■ 地図 |
新潟県山古志村小松倉にある、日本最長の手掘り隧道。高さ6尺、幅4尺、全長922メートル 昭和8年(1933)より小松倉の住民が16年をかけてツルハシで掘り、昭和24年(1949)に貫通させた 以後新トンネルが貫通するまで49年間、住民の暮らしを支える道として活躍。1998年(平成10年)に閉鎖されたそうです 山古志村は積雪7~8メートルの豪雪地帯で山塊に囲まれた村の中でも最深部に位置する小松倉は当時約60世帯が住んでいた 養蚕・コメ・炭焼きしか生産物が無い集落には病院や商店などはなく、用事がある時は険しい中山峠を越えるしか方法がなかった 片道2時間近い道のりを妊婦や病人を背負って運ぶなど状況は厳しく、吹雪の時には死者も出た そこで住民達は、自らの手で隧道を掘ることを決意 資金もなく反対派との軋轢もあったが、身銭を切って外から測量技師を呼び、農閑期の冬に限り交替で掘り始める 徐々に行政の支援も取り付け、村人達の団結も高まり、ついに16年後に貫通した
我が家を午前0時に出発して・・ 国道17号をモクモクと走り続け夜もすっかり明けた6時 いや~ やっと着きましたぁ~ 中山トンネルに・・・ 写真にドデカク エラそうに写っているのが中山トンネルで、その端っこのショボ道を登って行くと 今回の目的地でもある中山隧道があります
ありましたありました んん~ 狭いとは聞いていましたが、ほんと小さい穴ですね~ 入り口はオモチャっぽい感じ 長さは約900mほどでもちろん素彫りですワ 素彫り日本最長です
入ってすぐに中はこんな感じですワ 足元はグチャグチャです
この写真は明るいですが実際は真っ暗でライトなしではな~~んにも見えません 出口も見えない訳でして・・・ ホント狭いです 極狭な為、Uターンは出来ないと言う状況下で この先1km近い距離を何があっても完抜きしなければなりません
内部は御覧の様に闇闇闇 人力での掘削ゆえに 内部は不定期デコボコで穴も左右に振れていて直線ではない 狭く出口が見えないと言う恐怖が襲いかかってくる
両端から掘り進みここでつながった様です 写真を撮るためにバイクを降り シャッターを切り ふと後ろを振り向くと・・・ すでに進入してきた穴は見えない 入り口も出口も見えない ヘッドライトを消してみる 黒 そう黒です 目を開けても閉じても何も変わらない 何だか急に恐ろしくなってきて 急いでエンジンをかけライトON 少しぺースを上げて出口を目指す
振り向くとそこには親子ツ-ショットがありました
※車両乗り入れ禁止などの規制看板はなく、今回私はバイクに乗車したまま進入完抜きしましたが 現場状況(雰囲気)から車両乗り入れは控えた方がよい様な気がしました ここに限らず地元の方々がガッカリする様な行為は極力避けたいものです 今後私はここをバイクで進入する事はないでしょう
2004年10月23日17時56分、新潟県中越地方で震度6強の地震がありました この地震により、小千谷市・山古志村・川口町・長岡市・堀之内町などでは、大きなゆれや地すべり・斜面崩壊により 住宅や道路・鉄道・河川施設などで大きな災害が発生し、沢山の方が被害にみまわれました 現在でもアチコチで傷跡を目にし大規模な復旧工事が断続的に行われている状態です 探索活動をする際は無理をせず どうか現地の方々へのお気遣いをお願い致します
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