戸谷隧道 (県道43号線)

07.07.28     ■ 地図 N: 36゜16’27” E: 136゜27’53”

 

 

県道43号線 : 小松市大杉町~那谷町を結ぶ主要地方道 (県道丸山加賀線)大正2年竣工
戸谷隧道 : 高さ1.7m、幅員0.8m、延長約400m

 

現役の主要県道との話しも聞くが現状はかなり荒れていて生活路として使うには厳しいものがある

 


 

ようやく県道43号線に到着

北陸最狭隧道を目指す

もう すでに何だかあやしい

 


 

 

 

早速 案内板です

 


 

 

先ほどの看板から少し行くと二股になる

右側が隧道方面  左側が下戸谷林道

 


 

 

とくに荒れはない

 


 

 

古城橋 昭和37年3月竣工

 

なんてことないフラットダートを進んで行くと古びた橋が現れる

おそらく初代の物ではないだろう この後にも橋は現れる

 


 

 

走りやすい道を行きます

 


 

 

そしていくつかのコーナーをクリアし・・・

右にゆるく曲がった と 次瞬間 それは現れた

 


 

 

 

高さ1.7m  幅0.8m

ここから見る限りでは幅員0.8よりも広く感じる

実寸はこの表示よりも広いようだ 安全に通過できるサイズが表示されているようだが

いずれにしても油断はできない 入り口は綺麗だが内部はガチャガチャなんて~のはよくあるパターンだ

ま~いずれにしても ホント小さいです 北陸最狭と言われているだけのことはある

 


 

 

 

近づいて見ると  レンガ巻きです

手前にある鉄製の枠はなんなんだろ? ここを通過出来れば通行可能と言う制限バーなのかな

軽自動車ならなんとか入れそうな広さがある しかし幅員0.8mの規制看板が・・・

レンガ巻きはポータルのみ 内部は吹き付け処理が施されている

 


 

 

 

ガスがかかってきました  壁にはマ-キングがある 何の意味なのかは解らない

覗き込んでみる  やはり出口が見えない

フラッシュを炊いているので明るいが 実際は真っ暗だ

 


 

 

凄い数のコウモリです

写真ではこの様に綺麗に見えているが実際の内部は真っ暗で肉眼では何も見えない

つまり闇の中で何だか騒がしい と言った感じだ

ライトを照らすと初めて自分の置かれている状況がわかる

 


 

 

しばらくすると出口が見えてきた 反対側出口付近はライナーでシッカリと補強されている

良く見ると出口が黒く霞んで見えている これは私の侵入で驚いたコウモリ達が一斉に出口へと向った為だ

まさにトコロテン状態で出口へと追い出す形となった

出口の明かりが霞むほどの数だ 数百 いや 数千はいるだろう

足元がグチャグチャで異臭がする どうやらコウモリの糞が蓄積しているようだ

 


 

 

反対側はレンガ巻きではなくコンクリです

途中からライナー補強になっていることや反対側と比べると湧き水の量も多く路面状態も良くない事からも

こちらの方が地盤は悪いと思われます

つまり 昔はこちらもレンガ仕上げだったのだが崩落によりこの様な姿になったのではないかと思われる

ワダチから軽自動車パッツパツでの走行は可能な様だ

しかし可能とは言え内壁は不定期ボコボコなので、ある程度のテクニックは必要だろう

中で、もしもの事があってもドアはまったく開かないしドアガラスを空けてもすぐ壁で車内からは脱出できない

リアから脱出出来なければガラスを壊すしかないだろう もちろん携帯電話は圏外だ

 


 

 

そしてその先はこんな感じ  草だらけで幅員狭し

 


 

 

最後にもう一度振り返ってみる

戸谷隧道よ サヨナラ

いつまでも元気でな  っと

 

 

 
 
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