長野隧道 第二話

2011.08.14     ■ 地図 N:34.45.33 E:136.19.43

 

 

 

はい 一年ぶりにまたやって来ました

前回(昨年)会うことが出来なかったあの明治の作品に会うために

 


 

 

 

今回はある程度事前に調査済みだが この日は少々調子が悪くアチコチの枝道に入り込み

汗虫まみれに・・・ 見つからない・・・ 何も・・・

そしてまた一旦現道へ戻り 何本目だっただろうか

ゾクッとくる開口をみつけた

その一本のスジは山の奥へ々と伸びている

軟弱急勾配倒木ありの不安定な道 相棒を置きここからは徒歩で進む

 


 

 

 

どんどん登って行くと道はショボさを増して 所々人同士でも擦れ違いが困難な場所もある

写真(上左)で 現道からかなり高い位置に来ていることがお解りいただけるだろうか

この辺りもヌルヌル草道で人一人分のショボ道で落ちればかすり傷ではすまないであろう

そして途中数個の砂防ダムが存在する

 


 

 

橋です

し・か・し・・・

そこまでの道は自然へと還り斜面となっている

 


 

 

んん~

ま いっか

先へ行きましょう

 


 

 

鳥居ともう一本の橋の登場です

 


 

 

あら?

ここにたどり着くまでとは打って変わって綺麗に整っているじゃ あ~りませんか

明らかに最近人の手が加えられた様子だ

こう言うのってさ 違う意味で? 不気味・・・

まっ ココもいっか

先へ行きましょう

 


 

 

 

橋を渡りきった先には道がない いや 違う

あるにはあるが道と言えるかどうか そぉ~ なてぇの

獣道みたいなって言うの?

それも尋常でない勾配です

う~ん どう考えても登り過ぎだ この先にあるとは思えない

しかし未だに明治隧道へのヒントが何もつかめていないので登るしかないか

先へ先へ四つんばいになりながら進むと神社?小っちゃい神社が祭られていた

で その先は獣道すら確認出来なかった

 


 

 

歩いても歩いても手がかりがつかめない

はぁ~ 暑い

と ようやく橋のたもとまで戻って来た時のことだ

何気なく見上げた斜面に不自然な形で重なり合う石が目にとまった

駆寄ってみると やはり人為的に積み上げられた物のようだ

何の為に何時誰が残した作品かはわからないが 苔生した丸石は相当古そうだ

 


 

 

イケル

 

そんな感覚が湧き上がってきた

さあ 何処だ

この付近 道があろうとなかろうと谷底から斜面も全てナメルように踏み込む

しかし と言うかそんなんで見つけられるほど甘くはない訳でして・・・

そんなこたぁ~わかってる でもやるしかないやんか

もう居ないのか 完全に埋もれ自然へと還ってしまったのか

諦めかけ立ち止まったその先に

 


 

 

ん?!

つづく

 


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