逢坂隧道

2012.12.25     ■ 地図 N: 32゜59’57” E: 132゜58’20”

 

 

 

 

現道脇から急こう配の細道を駆け上がると小さな廃工場があらわれ

そのすぐ横の草道を進むと廃墟があり

さらに突き進むと現本線(国道56号線)を見下ろすようにアスファルト路に出る

 


 

 

 

現トンネルの真上の藪へと進むと直前でアスファルト路は終わり

奥から・・・

 


 

 

静かに姿を現した

 


 

 

逢坂隧道

 

1896年(明治29年)  延長71m  煉瓦積み

 

近代土木遺産に指定されている

 


 

 

 

一見シッカリしている様に見えるが

内壁には湧水によるものなのか浸食確認でき

中でも下の写真をご覧いただきたい

 


 

 

 

左写ではわかりずらいが右写では各所に亀裂がはしり

坑口リングはもとより坑内壁も土圧により酷く変形している

 


 

 

 

近代土木遺産指定とはいえ

維持補強工事などは一切されていない

 


 

 

そして隧道を貫けるとご覧のように

道の痕跡の欠片すらなく自然へと還っていた

隧道自体もそうだが補強改修など望んではおらず

むしろ何時かは自然へと還る事に喜びを感じている様にも思えてくる

 

 

 
 
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