フロントホイール製作・ハブ交換

 

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今後タイヤの組み換えが面倒なのでスパイク専用ホイールを用意する事にしました

リヤは色の違いはあるものの共通なのでどの年式の物でも装着可能です

問題はフロントです こちらはドラム車とディスク車のニ通りがあります

私のTWは1999年式のドラム車をディスク化したものです

今回もなんと言うか ヤフオクでの入手ですが なかなかディスク用の良いホイールが見つからない

で、イイ所取りの2コ1作戦

とりあえずドラム式の良質ホイールを入手  と 同時にディスク用ハブ、スポークも同時に別途入手

で ハブ交換してディスク用ホイールAssyを作るのです

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これら(左写)がヤフオクで入手したものです

 

・ドラム式のホイールAssy

・ディスクハブ

・スポーク  ニップル  

 

スポークは長短の二種類があり合わせて36本でフロント一台分です

ヤマハさんでもバラ売り(1本売り)していないので紛失や破損には注意

  

 

リムバンドを外すと十字に切ったニップルの頭が現れプラス(大)ドライバーで回せます    スポークには外す順番がありますので

順番を間違えて外れなくても無理をせず べつの外れる物から根気よくバラして行きましょう   外したスポークは他の物と混ざらない

ように輪ゴムなどでシッカリと区別して下さい  一見よく似ているので混ざるとあとで分けるのに大変です

 

 

スポーク(上左写)にはドラム用とディスク用があります   上のスポークがディスク用で4㎜径  下がドラム用で3㎜径  

ハブ差込口の曲げも異なりますので流用は出来ません    

ニップル(上中写)もそれぞれ直径は異なり 左側がディスク用で7㎜径  右側がドラム用で6㎜径

今回使用するリム(上右写)はドラム用ですのでニップル穴が小さくこのままではディスク用ニップルが入りません

 

 

 

ドラム用リムのニップル穴は内径7㎜(ニップルは6㎜)ですので 

8㎜ドリルで単純に1㎜拡張します

 

ここで肝心なのは穴の角度です

リムに対して垂直ではないので既設角に合わせてドリリングする必要があります

角度が変わってしまうと組み付け時にスポークが綺麗にセット出来ず負担がかかってしまいます

 

 

リムの下準備が出来ましたらいよいよディスク用ハブの組み付けです  スポークは外側が長く内側は短い物を使用します

スポークの長さ差は1㎜程度ど大きな差はなく、一旦混ざってしまうと仕分けが非常に困難となりますので注意

間違って組み付けても気が付かないほどです

大雑把に組みつけが終わったらスポークの長さを目検討で大体揃えて行き ハブとの調和をとりながらニップルを全体的に少しづつ均等絞って行きます

そしてハブにアクスルシャフト通し回転させニップルの締め付け加減で振れをとります

ニップル回しがあると便利ですが無くても小型のモンキーレンチで代用も出来ますので参考までに

 

最後にディスクプレ-トを取り付けて完成

 

きれいに歪みをとるにはそれなりの経験値が必要となりますので

中古リムを使用する場合、歪みのきつい物は避けた方が良いです

ディスク車でも初期のモノは10年選手になりますのでハブベアリングのチェックも忘れずに

結構ダメな物も多いです

 

どんな作業もそうですが とにかく急がずドッシリと腰をすえて行う事が肝心

 

 



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