ゴムチェーン製作
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冬のツーリングでイザっと言う時の滑り止めチェーン
アルかナイか分からない もしもの時の為だけに乾燥路面をスパイクタイヤで延々と走るのはチトねぇ
で四輪車によくある簡易的な携帯できる滑り止めを作ってみました が
安全性にも疑問があり一応完成させましたが細かな面でまだまだ改良の余地ありそうです
冬の北海道には持って行く予定ですが
参考資料程度としてどうぞ
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ベースチェーン : スノーゴリラ TYPE LLG-1 メ-カー適合サイズ 207/70-14 他 (四輪用) 特徴 材質 : 軟質プラスチック?に金属ビスが打ち込まれている オール金属製と比べて高耐久性で走行中のノイズも少なく 乾燥路面での連続走行にもある程度耐える |
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今回使用した既製のチェーンはTWのRタイヤにはジャストフィットしないのでとにかくまず分解です もしサイズがピッタリでもこのままの四輪用では滑り止めのピッチが広すぎるので間隔を狭くする為にとりあえず分解の必要があります 既製のチェーンは金属部品のカシメを多様していますので分解には少々荒っぽい作業になりますが写真のようなノミやタガネなどを使えば比較的簡単
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各パーツをワイヤーから外した状態 (上写左、中) 上右写真の金具はベルトに打ち込まれていたスパイクを分解したものです
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こんどは分解した各パーツを仮組み付け(カシメない)し丁度良いワイヤーの長さを決めます この長さは組み付け後(走行時)の張り加減に大きく影響されますので重要ポイント |
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左上写のように皮をむいたワイヤーにスリーブを通します 今回は二個使用 その後むいた皮を戻し ワイヤー先端をスリーブに突っ込み輪を作ります 少しでも強固に固定する為にもビニールの皮の上からカシメはしません
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カシメには専用工具があれば良いのですが なければプライヤーでツブシしてさらに(-)ドライバーとハンマーでがっちりカシメればOK あとはケガ防止に少し突き出ているワイヤーに皮をかぶせます(左写) 実際現場でのチェーン脱着作業は氷点下で時には吹雪きの中など悪条件での作業となります ワイヤーは簡単に皮膚を突き通し、時にはナイフのように深くザックリと切れてしまうことがあり危険ですので最後(右写)の処理はなるべくしてください 注意 : 走行中に抜けた場合、車体などにからみ付きタイヤロック等で転倒するなど大変危険です 確実にカシメ チェックをして下さい
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滑り止めの間隔はほぼお好みに設定出来ます ワイヤーの全長を本数で割り 均等な間隔にすれば良いでしよう しぼり輪ゴムを掛けるフックは滑り止めとの間に各一ヶづつ設けます 四輪とは違い 左右同数が必要 これにより均等に絞込みが出来ると同時に走行時遠心力での膨らみを抑え、対応できる最高速度を上げられます・・・? 全ての仮組みが出来たら 実際に輪ゴムで絞込みバランスのチェックをし、良ければ各箇所にマーキングをしてタイヤから外します
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部品の向きや角度に注意しながらハンマーでシッカリとカシメて完成 実車に取り付けて人力で空転テストをし、チェーンケース、ブレーキロット、スイングアーム等に干渉していないかをチェック もしあまりにも干渉ギリギリの部分がありましたら 注意です 実際の走行では遠心力で膨らみが出る可能性がありますので 対策をして下さい ゴム輪の掛け方も左右一本づつですと一々シャフトを抜きホイールごと車体から一旦外さなければならず面倒なので 片側に二本づつ 左右で四本の輪ゴムを使う事で分解せずに簡単にセットする事が出来ます 輪ゴムが干渉するようでしたらフックでスポークに絡ませる事で解決できるかと思います ちなみに私はそうしています
雪や凍結路がないので乾いたアスファルト上でテスト走行してみました スロットルを開けると 「バリバリバリバリ」 っと けたたましい音と共にアスファルトを削り発進
なんだかこれで良いのかわかりませんがとりあえずOKでしよう たぶん こんなテストでも仕方ありません なにしろ 今 ポカポカな春なもんで (笑 ・・・ 積雪だけではなく マディー路(ぬかるみ)でのトラクションかせぎにも効果ありそう
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