吹上隧道(ふきあげずいどう) 第ニ話 08.04.04 ■ 地図 |
いよいよ旧旧隧道(明治隧道)の調査です 一旦現成木街道(県道53号)までもどり、旧道入り口よりさらに東へ移動した所に旧旧道入り口がある バス停が目印になる Web調査ではこの先に民家があり、その先から道はダートになり その先に・・・ が しかし・・・
民家の所でゲートで閉鎖されていた ここでモガクような事はしない なぜならすぐ脇には民家があり、生活されている方がいる以上 迷惑をかける訳にはいかない 早朝 この静かな空間にエンジンをうならせて現れただけでもすでに迷惑な行為であり これ以上現地の方が不快に思われる様な行為は極力避けるのが唯一私に出来る事だからだ こちらからはあきらめて反対側(成木側)へまわりこんでみます
そして再び旧道成木側へ戻り、旧旧道入り口を探す あった 画像右側のショボイ登山道の様な・・・ コレより先は徒歩での探索です
本当に昔々車道だったのか? この道は旧旧道ではないのかな? 半信半疑で とりあえず先へ進む
ん?
左斜め下 赤丸の部分を御覧下さい 石積みが確認できます よく見てください
確かに人工的に積み上げられた石積みです 周りをよく見ると次々と石積み発見
道は少し広くなり だんだん怪しさは増し 奥へ奥へと伸びて行く そして・・・
居た居た!! 小走りになる
どんどん表情が見えてくる 廃隧道特有の何とも言えない重苦しく愛執ただようこの空気がたまらない
旧旧吹上隧道 1904年(明治37年)竣工。 石積みリングを煉瓦が取り囲んでいる 少々小ぶりで車同士の離合は出来ない狭さだ 後日の調査で昔、工事がされていた頃、度重なる作業事故により工事が続けられず 隧道を崩落しないように固めたところで作業中止したとの情報もあり この隧道がどの程度活躍していた物なのかは不明と言う妙な話しが浮上してきた
確実に 崩落へのカウントは刻まれているようだ
路面はフラットダートで少々湿っぽい感じもあるが、酷いぬかるみもなく状態は良い 内部にも煉瓦や石が使われている様だが、補修の痕跡もあり 当時(明治時代)のオリジナルかどうかは疑問である この物件はオカルト系サイトでも全国ランキング上位でかなりの知名度の持ち主である 確かに直感的にヤバイ物件はたまにありますがココはそれほどの苦しさは感じませんでした んん~~ でもこの峠で野営はしたくないな~ なんだか・・・
おわり
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