長野隧道 第三話

2011.08.14     ■ 地図 N:34.45.33 E:136.19.43

 

 

 

チミはひょっとして? あれかい?

 


 

 

やっとあえた

いや~ 全身虫だらけさ 苦労したょ

しかしアレですね ずいぶんと土砂がアレですな

 


 

 

 

大き目な切り石で積み上げられており

部分的には崩落はあるが全体的にシッカリとしていて

物凄い重圧だ

 


 

 

わずかに残された隙間から覗きこんでみると

土砂で完全にふさがっていた

そこには今までに見た事もない巨大コオロギのような昆虫が大量に・・

しかし全部埋もれてしまったのか?

反対側(津市側)を確認してみよう

 


 

 

 

で 津市側へきてみた

てか おや! 看板? 明治・・・ トンネル・・・ ? 案内版??

だねぇww

 


 

 

んで チコッとお邪魔しまっさ

 


 

 

 

うわぁ~~ しかし凄い所に(笑

カメラをズームしてみると(写右上) あそこからさらに右へ行けと書いてある

てかあの看板までも道なんかねぇ~じゃん

しゃーない よじ登るか

 


 

 

で 来てみた

するとそこには怪しさ200%のショボショボだが道が存在しており

奥には橋らしき物も

 


 

 

近年作られたと思われるこの橋は

細細細の杉丸太が3本も使われており

しっかりと作られている

渡っていて不安のカケラも感じさせない

・・・

いやいや それにしてもショボショボだなぁ

つまずかないように・・・ ちゅ~ぅい ちゅぅ~い

 


 

 

橋を渡りきると今度はショボショボ獣道急勾配の登場です

何しろショボショボの連続ですワ

で、ここも人同士のすれ違いも困難なほど狭い

てか こんな所で人が現れた方が怖いワ

ここからは一気に高度が上がりますから転落注意ですね

 


 

 

ちゃんとした姿です

 


 

 

駆け寄ると

 

はあ・・・ ・・

これは・・・

 

言葉を失う

凄い迫力だ!

1885年(明治18年)竣工 延長は約200m(Web調査)

人力掘削で着手より5年をようしたと言う

 


 

 

うわうわ

あまりよく見てはいけません

こちらにもやはりあのキモイ虫君達が

か~~~  キモイキモイ

 


 

 

 

どぉですか この迫力

今までに100歳を超えるド迫力の石積隧道に沢山触れてきたが

その中でもこの作品はかなり上位にランキングするに値する

 


 

 

ただ一つ残念なのは完抜きしていない事だ

かろうじて全景を残す津市側坑口も内部にはフェンスが設置され水没している

しかしです!

状態は冗談にも良いとは言えませんが

日本土木を代表する素晴しきお宝級物件には違いない

 

一見の価値あり

 

 

 

※現道からのアクセスは原則進入禁止で危険箇所も多いので散策に行かれる方はご注意下さい

 

 

 

 
 
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